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弁護士って忙しいの?

・勤務形態によって違う弁護士の忙しさ
弁護士の忙しさについては、本当に各先生ごとによって違うと思いますが、私の感覚だと、弁護士の置かれている立場によって結構違うのではないかと思います。具体的には雇われている立場の弁護士(勤務弁護士、アソシエイト)と雇っている側の弁護士(事務所経営者、パートナー)で忙しさが異なり、大体、前者の忙しさが10段階中の7~11くらいで(上限が振り切れている方もいます)、後者が4~7くらいだと思います。
もちろんこれは大体の予測で、経営側の弁護士でも毎日深夜まで事務所に灯りをともしながら精力的に頑張られている先生もいらっしゃいますし、勤務弁護士でも育児などの理由で時短勤務の先生もいらっしゃるとは思いますが、大体はこんな感じだろうと思います。
弁護士の仕事は本当に色々あり、裁判書面の作成から、法律相談の対応、依頼者や相手方との対応など、みなさんが通常想像されるような仕事の他に、細かい仕事(契約書チェックや判例調査、各種機関などに対する報告書等の作成)も多く、多種多様に及びます。
しかしこれらはいわば事件を処理するための事務であり、これについては、通常は勤務弁護士が行う分野なので、どうしても忙しさは勤務弁護士に集中しやすいです。
勤務弁護士を雇っている経営者の弁護士は基本的にはこういった細かい事務作業はしないですし、事件をやるとしても事務所にとって大きな案件の事件に注力する程度で、あとは営業(事件獲得のための新規顧客開拓)などに精を出すことが多いのではないかと思われます。これが忙しさに違いが生じる原因です。